(仮訳)Xanthoparmelia mexicanaグループの系統学的研究と分類学的改訂、および1新種の記載
Barcenas-Peña, A. et al., 2018. Phylogenetic study and taxonomic revision of the Xanthoparmelia mexicana group, including the description of a new species (Parmeliaceae, Ascomycota). MycoKeys. Available at: https://doi.org/10.3897/mycokeys.40.26724 [Accessed October 30, 2018] 【R3-05628】2018/10/30投稿

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3行まとめ

Xanthoparmelia mexicanaグループの分子系統解析を実施し、隠蔽種の一つをX. pedregalensisとして新種記載した。
本新種はサラジン酸、ノルスチクチン酸、および1つの未知成分を含むことなどで特徴づけられた。
クレードの一つを狭義のX. mexicanaとして認識したが、本種のメキシコにおける分布は確定できず、従来考えられていたほど普通種でないことが示唆された。
Mexico, Ciudad de México, Coyoacán, Pedregal de San Angel

(新種)

Xanthoparmelia pedregalensis Barcenas-Peña, Lumbsch & Leavitt
語源…ペドレガル(・デ・サン・アンヘル)産の
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【よく似た種との区別】
Xanthoparmelia mexicana
形態的に類似している
地衣成分としてサラジン酸、ノルスチクチン酸を含む
ITS+mtSSU+nrLSU+MCM7に基づく分子系統解析で近縁
本種より裂片が連続的である
本種ほど裂芽を形成しない
本種と異なり地衣成分としてコンサラジン酸、プロトセトラル酸などを含む
本種と異なり未知成分を1種含むという特徴を欠く
ITS+mtSSU+nrLSU+MCM7に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(オアハカ州新産種)

Xanthoparmelia ajoensis (T.H. Nash) Egan
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(プエブラ州新産種)

Xanthoparmelia moctezumensis T.H. Nash
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(ケレタロ州、サン・ルイス・ポトシ州、サカテカス州新産種)

Xanthoparmelia mexicana (Gyeln.) Hale
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【よく似た種との区別】
Xanthoparmelia pedregalensis
形態的に類似している
地衣成分としてサラジン酸、ノルスチクチン酸を含む
ITS+mtSSU+nrLSU+MCM7に基づく分子系統解析で近縁
本種ほど裂片が連続的でない
本種より裂芽を形成する
本種と異なり未知成分を1種含む
本種と異なり地衣成分としてコンサラジン酸、プロトセトラル酸などを含むという特徴を欠く
ITS+mtSSU+nrLSU+MCM7に基づく分子系統解析で明瞭に区別される